2017年5月30日火曜日

フランス大使館で研究者ビザの申請

2017年5月末日に東京のフランス大使館に行って、研究者ビザと家族の同行ビザを申請して来ました。今年の夏から一年間フランス・リヨンに滞在するためです。このビザ申請、書類の作成や収集が結構面倒です。個人的な日記として、そして、もしかしたら今後にフランスで在外研究する人に役立つかもしれないので、ビザ申請に関する記録を残しておきたいと思います。ただ、必要書類等はよく変更になるようですので、ここの情報は古い可能性があります。正確な情報はフランス大使館のHPを参照ください。

大使館には予約時間の15分くらい前に到着。9時半に家族全員4人のビザ申請を予約していました。ビザ申請は渡仏の3ヶ月前から申請できます。われわれのフランス滞在は8月からで学生の留学などより若干早いためか、申請者はわれわれ以外に数組しかおらず、結構空いているように思いました。アメリカのときは長蛇の列だったことからすれば、ガラガラと言えるでしょう。その昔、同じくフランスのビザ申請をしたときはもう少し混んでいた記憶がありますが、それでも長蛇の列ということはありませんでした。

10分くらい待って、われわれの番が回って来ました。必要書類は以下の通りでした。

1.チェックリスト
大使館のHPからダウンロードしたものです。いつ変更になったのかわかりませんが(1週間ほど前だったらしい)、私のは古いもので少し違いました。

2.申請書
ダウンロードしたPDFファイルに acrobat で書き込み、サインしておきました。色々と不備があり、その場で加筆しました。主な不備は以下のもの。
・出生地は県名まで書く(私は県名しか書かなかった。家族は市名も)。
・家族ビザの申請書の方にも、受け入れ先(大学)の名称・住所・私の名前を書く。
・未成年の家族ビザの申請書は私がサインする。子供のパスポートのサインと異なった。

3.写真
近所のスーパーでスピード写真を800円で撮って行ったのですが、まったく同じ機械が申請のところにありました。600円也・・・。

4.パスポート

5.ビザ申請料金99ユーロ相当の日本円

6.Convention d'accueil
受け入れ先に作ってもらい、それにサインしておきます。履歴書と費用の証明書をメールで送ったら作ってくれました。先方の県庁に出すようで結構時間がかかります。確か1ヶ月以上かかりました。できあがったとき、最初、メールの添付ファイルだけで、「申請、頑張ってね」みたいなメールが来ました。原本が必要ない国もあるのですかね。私は原本を郵送してもらいました。あと、費用の証明書は学振に英語で作ってもらいました。

7.家族ビザ申請のための戸籍謄本と法定翻訳
研究者ビザの申請者本人は必要ありません。家族が必要です。家族全員で原本を一通ずつ(戸籍謄本と法定翻訳)とそれぞれにコピーを提出しました。法定翻訳はフランス大使館のリストの中から安いところにお願いしました。そしたら、なんと、学生の頃、フランス語の授業を取った先生がやっていた会社でした。
 戸籍謄本が曲者で、問題がありました。アポスティーユが必要と、変更になっていたのです。最初なんのこっちゃと思っていたのですが、外務省で戸籍謄本が正式のものだと証明してもらわないとダメになったようです。ビザ申請については後から戸籍謄本のみ郵送することになったのですが、ビザ申請後、霞が関の外務省に行く羽目になりました。アポスティーユも作成に1日かかるため、郵送してもらうことにしました。アポスティーユが必要になったので、遠方から東京に来てビザ申請する人は面倒ですね。ビザ申請の前日にアポスティーユを申請し、当日にそれを受け取ってから大使館に向かうことになるのでしょうか。アポスティーユを遠方から申請できるかは知りません。

8.移民局 (OFII) 提出用フォーム
この書類が必要とは知りませんでした。私のチェックリストが古かったからのようです。その場で記入しました。

9.封筒
レターパックの赤いやつを持って行きました。ビザ申請一つにつき一部必要とあったため、一人ずつの4部を用意していました。しかし、家族全員で一部で大丈夫でした。名前まで記入して持って行ったのに、と思いましたが、外務省のアポスティーユの申請で一つ使いました。

以上です。色々とありましたが、どこも基本的に混んでなかったので比較的スムーズに行った感じでした。

0 件のコメント:

コメントを投稿