Deakin, M. A. B. (1990). From Pappus to today: The history of a proof. The Mathematical Gazette, Vol. 74, No. 467, 6-11.
この論文は,ユークリッド幾何の二等辺三角形の底角の定理の証明について論じたものです.パッポスのことを調べていて見つけました.これをみると昔からいろいろな方法が議論されてきたことがわかります.
この中で「へぇ~」と思ったことは,Legendre (1794) と Lacroix (1799) が同じような時期に Eléments de géométrie という同じ名称の本を出していることです.おそらく幾何学の教科書だと思います.このルジャンドルの本では,底角の定理の証明に三辺相等を用いているそうです.つまり,三辺相等が二辺夾角から底角の定理を使わずに導いているということです.一度読んでみたいものです.
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